
THE STORY OF RECYCLE BAG by CUTTERS

イギリスでの8年の活動を経て、東京ヘ拠点を移したへア・アーティストのTAKUが手がける南青山のサロンCUTTERS。2013年のオープンからクリエイティブの第一線で活躍を続ける彼は、TGCのスタイリスト野口強のコレクションをはじめ、ヒステリックグラマー、GVGV、アンダーカバー、サカイなどにヘアとして携わるなど、東京のファッションシーンにおいても存在感を示してきた。
そんなCUTTERSのスペシャルプロダクトがDAYZにてリリースされる。
同店のスタッフが制服として着用する「ショップコート」。これはCUTTERSのサロンとしてのホスピタリティの象徴でもある。施術者が制服として着用することで得られる統一感。それは内装やロゴのデザインなどTAKU本人がディレクションして作り上げ、この空間にマッチし、世界観を演出することに一役勝っている。そして、役目を終えたユニフォームたちを捨てるのではなく、リサイクルして活用しようというアイディアからこのリメイクバッグは誕生した。スタジオワークする際に、コームやスプレーなどヘアメイクの現場には欠かせない仕事道具たちを入れる小さいバックを元に作られ、実際に制服として使用されていたものなので、サロンワークの際に付着したヘアカラー材が付いていたり、全てがそれぞれ表情の異なる一点ものとなっている。
SDGsが新たな時代のスタンダードとなりつつある中で、ブランドの持つストーリーから付加価値を見出していく取り組みは、まさに今求められているクリエイティブの形とも言えるだろう。
実は2年前に誕生するも、一度はお蔵入りになっていたこのプロダクト。その在り方に共感し、DAYZにてリリースされるに至った。販売はDAYZのオンラインと店舗のみ。カラーは3色。ホワイトとブラックは従業員が、グレーはパーマの際に利用客が着用していたものとなっている。全てが一点物の数量限定商品となるので、気になった方はお早めに。
〈CUTTERS〉
CUTTERS TOTE BAG
7,150yen(TAX In)
BLACK /GREY /OFF WHITE
Photo : Ryutaro Izaki
Text : Shu Nissen
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