B+の写真展『Tried by Twelve: photography』がトランクホテルにて7月15日から開催
2022.07.01
B+ 写真展『Tried by Twelve: photography by B+』をTRUNK HOTEL にて開催
アメリカを代表するヒップホップ・フォトグラファー、B+(ビー・プラス)の写真展『Tried by Twelve: photography by B+』を、7月15日(金) から18日(月) までTRUNK HOTEL(渋谷)のGallery 101 にて開催いたします。
1990年代前半から約30年間にわたって、Mos Def、Q-Tip、Notorious B.I.G.、Snoop Dogg、Lauryn Hillといったヒップホップシーンのトップアーティストを含む、100 組以上のさまざまなアーティストの撮影を手がけてきたB+。近年ではDamian MarleyやKamasi Washingtonといったヒップホップ以外のジャンルのアーティストからも絶大な信頼を得て、彼らのオフィシャルフォトグラファーとしてだけでなく、映像監督としてミュージックビデオを手がけるなど、その多彩な才能を発揮し続けています。B+ が撮影した写真の持つ色合いや質感、構図は実に独特で、ひと目見てB+ の作品だと分かる個性を持ち、2017年に出版された初の写真集『Ghostnotes: Music of the Unplayed』は、そのアート性の高さでも注目を集めました。
写真集発売の翌年に渋谷16(Sixteen)にて開催された写真展から約3年半ぶりとなる今回の『Tried by Twelve: photography by B+』では、過去にB+ が撮影した12 組のアーティストの写真を展示します。この12作品は過去にアルバムジャケットや雑誌などで使用された写真はもちろんのこと、さらに貴重な未公開写真も含まれており、写真展としては初出しとなる作品も複数展示される予定です。ちなみに『Tried by Twelve』という写真展のタイトルはアンダーグラウンド・ヒップホップクラシックであるThe East Flatbush Project の同名曲から引用したもので、ラジオプロモーターとしてこの曲をロサンゼルスのヒップホップシーンに広めた故Byze One(今年3月にCOVID-19 に感染し死去)に対する、B+ からの追悼の思いも込められています。写真作品の展示を予定しているアーティストは以下の通りです。(アルファベット順) Damian Marley、Erykah Badu 、Flying Lotus 、Jay Electronica、Kamasi Washington、Kendrick Lamar、Lauryn Hill、Madlib、Notorious B.I.G.、Ol’ Dirty Bastard、Questlove(The Roots)、Thundercat
写真展初日、 7月15日(金) にはB+ 本人も在廊し、TRUNK HOTEL 1階のラウンジスペースにてレセプションパーティを行います。
Information
Tried by Twelve: photography by B+
PLACE
TRUNK HOTEL Gallery 101 (東京都渋谷区神宮前5-31)
DATE&TIME
2022年7月15日(金)~18日(月) 11:00 ~ 19:00(初日のみ15:00 オープン)
Opening Reception
:7月15日(金) 18:00 オープン/19:00 スタート/22:00 終了 ※入場無料
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About
B+
アイルランド生まれ、本名はBrian Cross。1990 年にロサンゼルスへ渡り、カリフォルニア芸術大学(California Institute of the Arts)にて写真を学ぶ。大学在学中に手がけたプロジェクトを元に、自ら文章と写真を手がけた最初の著書『Its Not about a Salary: Rap Race and Resistance in Los Angeles』を1993年に出版。ロサンゼルスのヒップホップカルチャー、特にアンダーグラウンドシーンにもスポットを当てたこの本は高い評価を得る。また、このプロジェクトを通してロサンゼルスのヒップホップシーンと強い繋がりを持った彼は、以降、フォトグラファーとしてさまざまなアーティストの撮影を手がけることになる。ちなみに、これまで撮影を手がけた主なアーティストは以下の通り。 MosDef、Q-Tip、RZA 、Ol'DirtyBastard 、Eazy-E 、Notorious B.I.G.、Eminem、Snoop Dogg、Warren G、The Roots、Erykah Badu、Lauryn Hill、Jurassic 5、Dilated Peoples、Pharcyde、Madlib、J. Dilla、Freestyle Fellowship、 DJ Shadow、Company Flow、Blackalicious、Kendrick Lamar、Damian Marley、Kamasi Washington、Thundercat、 Money Mark、Build an Ark、Yusef Lateef、David Axelrod 日本との繋がりも深く、NITRO MICROPHONE UNDERGROUND のジャケット撮影やミュージックビデオの監督を担当した他、意外なところではきゃりーぱみゅぱみゅの撮影なども手がけている。映像監督としては、フォトグラファーのEric Coleman と設立したプロダクション「Mochilla」にて、ターンテーブリストとレジェンド的なドラマーとのスタジオセッションやライヴイベントを軸にしたドキュメンタリー映画『Keepintime: A Live Recording』を発表。その続編としてブラジルのミュージシャンにスポットを当てた 『Brasilintime: Batucada Com Discos』や、「Mochilla」主催によるコンサートシリーズを映像に納め た『Mochilla Presents Timeless』といった映像作品を残してきた。さらにBanksy の初監督作品であり、アカデミー賞ノミネート作でもある『Exit Through the Gift Shop』ではEric Coleman とともに撮影監督を務めている。2017年にはこれまで撮影してきたさまざまなアーティストの写真に加えて、撮影のために訪れた中南米やジャマイカなどの風景写真をドキュメンタリー的に収めた初の写真集『Ghostnotes: Music of the Unplayed』を出版。その出版を記念して、ロサンゼルス、サンフランシスコ、彼の出 身地であるアイルランド、さらに東京でも写真展が開催された。さらに2018年に出版されたヒップホップ史に残る重要写真を多数掲載した写真集『Contact High: A Visual History of Hip-Hop』にB+ が撮影した写真が3点選出されるなど(うち2点は彼自身が写真編集者を務めていた伝説的なヒップホップ雑誌『Rappages』にて使用されたもの)、アメリカを代表するヒップホップ・フォトグラファーの一人として今なお高いリスペクトを受けている。
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