中村桃子はグラフィックデザイン事務所を経た後、イラストレーターへと転身。 装画やアパレルブランドのテキスタイルイラストなどを手掛ける他、広告やミュージシャンとのコラボレーションなど、一度見たら忘れないスタイリッシュで物憂げな世界観は現在さまざまなカルチャーシーンから注目を集めている。

塚本暁宣は武蔵野美術大学院を卒業後、単身ニューヨークへ渡り、アーティストのアシスタントとして4年間学んだ後、2020年に帰国。現地のグラフィティ文化から刺激を受け、ポップ・ストリートカルチャーとキュビズムが 融合したかのようなユニークなスタイルを確立する。本展は100号を最大としてさまざまなサイズのキャンバス作品、ドローイングから立体作品まで各作家の新作作品群が会場を鮮やかに彩り、今この瞬間の東京アートシーンで躍進する二人の作家が放つそのエネルギーは、我々にここでしか味わえない臨場感を与えてくれる。