―――あなたのバックグラウンドについて教えてください。

Alessio Vitelli：私にはグラフィックデザインのバックグラウンドがあって、イタリアで、レタリングやロゴ、メディアデザインに関するすべてを学びました。

―――なぜグラフィックやアートを始めたのですか？

Alessio Vitelli：実際のところ、グラフィックデザインで働こうとして何年も経った後にイラストを描き始めました。当時は、全てのデザインのポートフォリオをエージェントに送るという無駄な時間を費やしていました。それは私のグラフィックデザイン作品の、ロゴなどに関わる時間に値するものではなかったので、自分の最も好きなこと、イラストをすることに決めたのですが、グラフィックデザインの型と組み合わせたものにしたのです。

―――あなたのグラフィックはサイケデリックな影響を受けているようですね。音楽や映画などといったものから影響されているのでしょうか？

Alessio Vitelli：私のイラストは明らかにサイケデリックアートに強い影響を受けていますが、多くの音楽を聴いたり、さらに80年代の雰囲気に触れたものも組み合わせているので、それが私の作品スタイルをユニークにしているのでしょう。

―――この展示会はどのように始まったのですか？　また、作品を創る行為についてどう思われますか？

Alessio Vitelli：この展示会はべべたんの親切なご厚意から始まりました。　インスタグラムを通して彼と出会ったのですが、彼はとても親切でBEDWIN & THE HEARTBREAKERSとのコラボレーションをさせていただきました。一度、絵や作品を描くための火種が自分に入ると、私が作っている作品は、自分自身の魂の延長になります。それを説明するのは簡単ではないですが、それはすべてのアーティストの感情とインスピレーションをつなぎとめる繊細な綱のようなモノだと思っています。

―――東京の街をどのように見ていますか？

Alessio Vitelli：東京は素晴らしい街で、その素晴らしさとは、新しいエネルギーに集中した場所だということ。東京は新しいアイデア、インスピレーション、クールな人々、クールなショップなどのチャージングポイントだと思います。私はよく東京に来ますし、毎回来るたびに何かを得て、新たなインスピレーションに満たされて私の長岡の自宅へと戻ります。