〈M&M×MASSES〉Limited Collection: An Interview With Kanji Maehara

DAYZとMASSES本店のみで展開される〈M&M×MASSES〉リミテッドコレクションのローンチに際し〈MASSES〉前原完治にインタビュー。自身のルーツ、妥協のないプロダクトに込められた想いについて語る。日本のストリートシーンを牽引してきた彼が表現したい"東京"とは。

——まずは〈MASSES〉について教えてください。

前に働いていたブランドでも一緒だった鶴岡と〈MASSES〉を立ち上げました。自分たちの表現の1つに、”東京”というテーマがあります。育ってきた中で感じる東京の良さって凄く自由であったことだと思うんです。例えばクラブに遊びに行くと、個性的で変わった人って昔はいっぱい居たじゃないですか。自由に生きてて周りに流されない人。なんかそういった人に出会う瞬間って今よりも多かった。まだ現代ほど情報のない中でそういう大人たちがたくさん居たのは、何かそこに絶対的な意味がある気がするんです。カッコ良さにハッキリと意志があったっていうのかな。人にもモノにも。それが、今はあるようでない感じ。それが凄くいい加減だったり、色んな部分が俺の中ではつまらなかった。なんか皆一緒だなって。でも、自分たちが好きな東京は、もっともっと奥が深かったと思う。だから、ブランドを立ち上げる時に例えばテキスタイルデザインの中でそれをどう表現するか考えました。自分たちの心の中にあるもので、何かちょっと違う問い掛けをできたらいいなって。

——〈MASSES〉もDAYZと同じく内装が〈M&M〉ですよね。

ブランドを立ち上げる時に、鶴岡と個々に自分たちそれぞれの生い立ちや進んできた道をしっかり思い返して初心に戻ろうと話しました。中目黒の小さいアパートでお店をやってるんですよ。店を作る時に昔からよく知ってる先輩でもある〈M&M〉のムラ君にお願いしたんです。予算もあまりない中でお願いしたら、気持ちよく「やるよ」って言ってくれたんです。うちのカウンターはムラ君の工場で余っている木材で作ってくれて、ただ全くそう見えない本当に素晴らしい、大好きなカウンターです。このお店は今の自分の等身大なんですよね。この等身大に対して自分は恥ずかしいとも思わない。幾ら小さかろうが何だろうが、自分達が一生懸命ひたむきに洋服を作れば良いなと。

——〈M&M〉のムラさんとの付き合いは?

10代後半に原宿に良く遊びに行くようになり、その頃の原宿には個性豊かな面白い人が大勢いました。色々な人と知り合いあの頃はまだ若く、何でもない自分の内面をしっかり見てくた先輩が何人かいました。本当に嬉しかったのを今でも覚えています。今でもその人達とは仲良くしてもらってますし、ムラ君はその中の1人なんです。

——そんな〈M&M〉と今回コラボレーションした経緯は。

若い時にムラ君にも良く言ってたんだけど、いつか一緒に何か作りたいと話していました。ある程度、生活にゆとりが出来た時に、引越ししたんです。その時にムラ君からダイニングテーブルと椅子4脚をプレゼントしてもらって、今でも大切にしてます。前に働いていたお店や事務所を作った時もムラ君にお願いしてましたし、そういう繋がりがしっかりあった。何よりもムラ君が作った物が好きでした。だから〈M&M〉とのコラボレーションは必然だと思っています。〈MASSES〉の近頃取り組んでるグラフィックは80年代から90年代、自分たちが実際に生きて、感じたものを独自の解釈で表現しています。今回はそんな自分たちのテイストで〈M&M〉をグラフィックで弄るという試みをしています。

——コーチジャケットはオリジナルなんですよね。

そうなんです。本当はもっと安くしたいんだけど、たかがコーチジャケットでも、作る工程はちゃんとした洋服になっちゃうんです。有り物のボディはとにかく形が悪いじゃないですか? 袖が短い、丈が短い、自分たちが理想とする納得のいくいい着方が全然出来ない。自分たちで理想のコーチジャケット作ろうと考えました。〈MASSES〉を立ち上げてからオリジナルのボディーでやり続けてます。いざ有り物だと自分たちは着れなくて。どんなに良いグラフィックが乗っても、肌に合わないというか。自分が着れなくては意味ないし、ムラ君とやはりオリジナルのボディで作りたいと話しました。そんな、全てに関して自分たちが納得のいくコーチジャケットを〈M&M〉と〈MASSES〉で作りました。是非、試してみてください。

〈MASSES x M&M〉
M&M x MASSES|COACH JACKET SP01|BLACK
33,000yen(TAX In)
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Interview : Yu Yamaki
Edit : Shu Nissen

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